第98回 HITOTSU学公開講座 (2014.7.13)

2014年5月から3回シリーズで開催してきた公開講座リバイバル21世紀の新しい生き方「スマートライフスタイル」全3回シリーズも、7月13日で最終回を迎えました。

変化の激しい今の時代を生きる中で、私たち一人ひとりに仕事や学んでいることがあり、家族や仲間を持っています。その中で私たちはどうすればより良い生き方を送ることができるのでしょうか?
生き方は時代によって変わります。もし原始時代の日本に生きていたとしたら、生き方は大きく違ったものになるでしょう。電話もない、電気やガスもないですし、話す言葉や書く言葉も違います。
まず自分自身の生き方を考えるのであれば、時代と無関係ではありえないのです。

歴史文明の進歩は弓矢が放たれた状態といえます。矢の進行方向が流れがあり、急変化は無理なので、進行方向から答えを探すしかないのです。今の時代がどの方向に向かっているのか、弓矢の進行方向を知る必要があります。

Keywordは、「スマホ」と「ロボット」です。この二つが、今の時代のライフスタイルに大きな影響を与えています。今までにない時代に突入していく中で、当然ながら一人ひとりの立場や職業などは違いますが、今の時代を生きる共通の個人としてどう生きていけばいいのかを考えてみましょう。


今回も、第1回目の内容をポイントで振り返りました。
詳しい内容をご覧になりたい方は、第1回目の開催レポートをご覧ください。


科学技術の急激な進化のひとつである「ロボット」は、今の時代のライフスタイルに大きな影響を与えています。第2回目でお伝えした世界初の感情認識パーソナルロボット、Pepper(ペッパー)の話を改めてさせていただきました。詳しい内容をご覧になりたい方は、第2回目の開催レポートをご覧ください。

歴史文明の進歩は弓矢が放たれた状態です。その最先端として、本日のKeywordのひとつである「ロボット」は、今の時代に急速な開発の流れをみせています。


西洋が科学技術を拓いて以降、ロボット開発者は人の役に立ちたい、貢献したい気持ちを持って取り組んでいるのは間違いありません。HONDAのASIMO開発者が2011年3月11日の東日本大震災による福島第一原発事故後、「ASIMO」で培った技術を人が立ち入れない危険な現場にどう役立てられないことに、大変悔しい思いをされたそうです。

日本科学未来館(東京・お台場、館長:毛利衛)では、常設展「アンドロイド―人間って、なんだ?」が今年6月25日から公開されています。総合監修は、アンドロイド研究の第一人者、石黒浩氏です。アンドロイド(人間酷似型ロボット)とは、見かけも動きも人間に酷似し、特殊シリコンでつくられた柔らかな肌や、人工筋肉がつくりだすなめらかな動きなどが特徴です。石黒氏は、CNN「世界を変える8人の天才」に選出された世界が注目するクリエイターで、「人間をつくるために人間を知る」「人間を知るために人間をつくる」が研究の大きなテーマであり、「人間とは何か?」という大きな問題を、アンドロイドをつくるプロセスを通して研究しています。

今回は、物質体、生命体、精神体の3つで整理して、人間とロボットの違いをお伝えさせていただきました。

科学技術の急変化は、人間の意識とは関係なく進化し続けましたが、人間の考え、感情、関係性の進化(スマート化)が一番難しいのです。人間そのものをスマート化する鍵は、根本原因である「観点の問題」を知り、次元上昇した観点を持つことです。観点の次元上昇によって、ハードウエア・ソフトウエアの両面での人間そのもののスマート化が求められています。

人間、人間関係、宇宙自然に共通するたったひとつメカニズムで全部を認識でき、力動の言語を活用するようになった時に、到来するであろうロボット社会とも一番いい状態で共存ができるでしょう。その道具として観術ではイメージ言語の活用を提唱し、人間の尊厳性を土台にした新しい思考方式を提案しています。

最後にまとめとして、「スマート時代への人間の変化の本質的ポイント」をお伝えさせていただきました。

講義後の質疑応答は短い時間でしたが、会場から多くの手があがり、率直な質問がありました。
会の最後には、HITOTSU学創始者・Noh Jesu氏からのポエム「博多山笠の祈り」が送られました。

リバイバル21世紀の新しい生き方「スマートライフスタイル」全3回シリーズは、今回をもちまして終了いたします。沢山の皆様にご来場いただき誠にありがとうございました。

次回は、「Noh Jesu特別講座『エヴァンゲリオン』を通して見た日本のアニメの底力」が8月17日に開催されます。どうぞお楽しみに!

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