第115回 HITOTSU学公開講座 (2016.2.7)

今回の講座も多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。「ヌリ路~NURIRO 新しい出会いの時代~」全3回シリーズの第2回目を迎えました。

第2回目のキーワードは “知っている世界から自由になること”です。

「新しい世界と出会いたい!」と思っていても、私たち人間は知っている世界に縛られ、過去から考えるパターンにはまりやすく、過去のパターンの出会いを繰り返してしまうのです。

HITOTSU学が案内する生き方は、人類が今まで超えられなかった壁を超える出会いの次元上昇をしていく必要があるのです。

まずは、HITOTSU学の概論と、「ヌリ路とは何か?」をポイントで振り返りました。詳しい内容をご覧になりたい方は、第1回目開催レポートをご覧ください。

「知っている世界から自由になる」という意味に近い概念として、「教養」の意味を紹介しました。
「liberal art(リベラル・アーツ)」とは、日本では「教養」と訳されています。そもそもどういう意味でしょうか。
古代ギリシャに起源を持つこの言葉は「人を自由にする学問」です。単に知識が身につくだけでなく、一般教養が身に付き、あらゆる枠組み(パラダイム)から自由な人間になることが「「liberal art(リベラル・アーツ)」=「教養」なのです。

その人間の5感覚脳の認識のメカニズムによって、知っている世界に縛れているイメージを共有するために、地図を道具にお伝えしました。

人類歴史上、数千年間で数多くの国家の誕生・滅亡があり、国と国を分ける国境そのものが激しく変化しています。

日本は約二千年間、大きな国境の変化がなく、人類歴史からみたら稀な国なのですが、江戸時代には300もの藩があり、自由に行き来できる国ではなかったのです。

韓国は、中国や北方民族の影響を受けて、古代から侵略・征服などで様々な国が誕生・滅亡を繰り返し、日本統治時代、終戦後から北緯38度線で分割されています。

しかし、鳥や魚から見たら、地球上に国境はあるのでしょうか。本来、海や陸地で行動範囲を決めつける境界線などありません。「私たちは○○人だ」「あの国はここまでの領域だ」というのは人間勝手な基準で決めたものにすぎません。

人間は五感覚脳に観点固定された状態で、「自分」と「自分以外の世界」に分けて、体だけが自分という境界線をつくり、さらに、国家、思想、宗教の境界線が生まれ、お互いの思想、アイデンティティーの違いからくる摩擦・衝突が終わらない世界となっています。

しかし、日本は世界の激動に巻き込まれる事の少ない地理的特徴があったため、「自分は何者なのか」というアイデンティティーへの理解が難しく、曖昧になりがちなのです。

お互いに違うアイデンティティーを蓄積した状態で出会った例として、日本統治時代に朝鮮半島で作られた「朝鮮神宮」の話を例に伝えました。

過去に縛られず、知っている世界から自由になる事で、固定された歴史認識からも自由になれるのです。そうすることで、なぜ今の日本、韓国になり、今の関係になってしまったのかがわかるのです。

アイデンティティーとは、共有されたストーリーともいえます。これからの韓国と日本の出会いは、韓国のストーリー、日本のストーリーをお互いが理解していく事で、お互いの痛みに向き合うことで信頼が生まれます。

ヌリ路は、日本人が韓国の子供に韓国の歴史を語り、Korean Mission、Asian Missionを教育観光として提供しています。

また、韓国人が日本に来て、日本の歴史文化、チャレンジしてきた世界を理解することで、日本人、外国人と一緒に価値を語れるのがヌリ路であり、知らなかった自分たちの国の事を正しく理解でき、お互いが新しい出会いが出来るための技術が認識技術・観術なのです。

今回、韓国から特別に来日したNR KOREAの東佳代子氏からお話をいただきました。
21年前に日本に求めている事はないと思って、韓国へ骨を埋めようとして、国籍も変えて韓国へ渡りました。しかし、数年前に観術開発者NohJesu氏と出会うことで、日本の大和魂に関心を持ち始め、明治維新後の日本の近代化の客観的事実を受け取る事で、日本の素晴らしさに気付き、日韓関係が新しい道がある事を会場の皆さんと共有することができました。

会の最後には、観術開発者Nohjesu氏から、ポエム「アジアの意志」が送られました。

そして、4月2日,3日に韓国・大邸(テグ)市の寿城(スソン)池にて開催される「第3回日韓交流フェスティバル NURITSYO -ヌリッショ-」の案内をさせていただきました。

Nuritsyoは韓国語の’享受する=Nurira’と日本語の’一緒に’がひとつになった言葉で、みんなが共に楽しむフェスティバルです。

次回は3月5日(土)の開催になります。いよいよシリーズの最終回、皆様と会場でお会いできることを楽しみにしています。

« 前のページ次のページ »