第143回 HITOTSU学公開講座 (2018.9.9)

第143回になりますHITOTSU学公開講座は 、テーマ「21世紀の未来社会論 テクノロジーがもたらす破壊と創造」
のシリーズ1回目となりました。

 

日常で未来社会について考えることはあまりなく、そして少し難しいテーマでもあります。

そこに関心を持つこと自体に価値があり、また今回はスクール形式で学ぶだけでなく、ディスカッションを中心に
ワーク形式で講座が行われました。

また大川講師の講義も要所要所であり、より未来社会についてイメージを持ちやすくなっていました。

講座の前半では 、現在IT社会からAI社会に移り目であること、その最先端を走っている中国の実情が紹介されました。

 

AIへの投資予算から実際に中国国内で行われている 、 ビックテータとAIを活用した社会がどんな姿であるのかを話されましたが、
その実情には驚かされるばかりです。

そうしたAI社会のモデルを今後各国は追従し、真似して行くと考えられ、私たちの日本も例外ではありません。

これらを背景に「テクノロジーの進化によって今後起こりうる破壊とは?」「テクノロジーの進化によって今後起こりうる創造とは?」のテーマでディスカッションをしました。

各テーブルからは「就職活動など数値だけで評価され、数値化されていない思いやりや情などは評価されない。数値の基準に意識が向けられ、それだけに集中していくと個性がなくなる。自分の数値だけあげるので打算的な生き方になる」や
「単純な仕事からAIに移り、人ならではの仕事をすること。人への愛着などAIに出来ないことへの勝負していくこと」
「AIが数値データで判断して行くとなると、思考することや選択もAIに依存する。主体性、創造性がなくなる。」

といったAIが台頭する社会に危機感を感じさせる声が上がりました。

 
後半では「私たちに求められている変化」のテーマでディスカッションから始まり

「そもそもAIの限界を超えて下さいと言われているようで、AIの判断に対応できる人、できない人が出てきて便利ではあるが幸せな人、不幸な人がでる。それがAIの涙、そこを人間 を 超えて下さいのメッセージ」

「国境がなくなる、言葉が離せなくてもAIが翻訳。成功する人は成功して、従う人は従うだけ、個人が区別されていく
その中で一致団結して問題 に あたることとは?新しい国を越えたチーム、個人を越えた団結の仕方がポイント」

とAI社会で求められる人間のあり方をイメージした声が多かったです。

 

大川講師からは人間の尊厳性が破壊されることから、AIが到達できない領域、AIが開発できない能力を人間が開発し伸ばしていくことの重要性を話され、その明確な答えとしてnTech、認識技術の説明がありました。

また「誰とでも裏切らない信頼関係を築けるとしたら 、 どんなチームプレイをしてどんな社会を創りたいか?」のテーマでは、
「つながっているから何でもできる。すべての問題を解決できる」

「安心感、何をしても良い。みんなで何かをやりたくなる 自分と他人の感覚がなくなる」

「チームプレイで、問題解決の ため のアイデアがどんどん生まれ、イメージの外の発想が出るのが楽しい」

と今の時代に失われつつある信頼関係と、そこからつながるワクワクする未来社会にイメージが膨らみました。

 

最後にまとめとして、「日本は今デジタル社会に遅れをとって 、このままでは搾取される側になる。世界に発信するものも無く、日本の尊厳がこのままで良いのか?nTechは完全に日本から生まれた技術。AI社会の次の社会、人間と人間がチームプレイすることが楽しくてたまらない、尊厳社会を共につくり
2020年、全世界に未来ビジョンを発信できる日本を共につくっていきたい」

と締めくくられ、nTech創始者Noh Jesu氏によるポエム「日本、飛龍昇天を見せろ」を共有して閉講しました。

次回は10月14日、シリーズ第2回目となります。

アメリカの最先端AIから未来社会を深めていく講座になるようです。

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