第31回HITOTSU学公開講座(2008.7.13)

しあわせの真髄HITOTSU学の観点から見た老子・道徳経の世界:まとめと質疑応答

今までの「あたりまえ」という固定観念を越えた先にある、新しい自分と世界のあり方を語った老子の世界観を、現代で鮮やかに現実化していくHITOTSU学講座の教育思想シリーズ老子道徳経も今月で最終回となりました。

まとめと質疑応答の回ということで、来場いただいた皆様からの質問にNoh Jesuがお答えする形での講座となりました。なぜ老子道徳経をとりあげたのか?そして、老子・HITOTSU学を学ぶことで何がどのように変化していくのかといった具体的な内容まで踏み込んだ質問が多く、濃密な追究の時間を皆さまと共有することができました。ご参加いただいた皆さんありがとうございました。

今回はこれまでのアンケートから、教育・経済・政治への応用といった分野への皆さんの質問が多かったことを考慮し、分野ごとに質問をお受けする形を試みました。以下、いただいた質問の抜粋です。
・老子を今の時代の教育に応用すれば、どんなポイントが応用できるのか?
・老子を今の時代の経済に応用すれば、どんなポイントが応用できるのか?
・老子を今の時代の政治に応用すれば、どんなポイントが応用できるのか?
・老子の一番伝えたかったことは何か(What)
・老子はなぜ伝えたかったのか?(Why)
・HITOTSU学と老子の共通点と違い
・老子と日本文明との間の関係性

最後はNoh Jesuより、日本の皆さんに向けてのJapan Missionの熱い思いを語らせていただきました。老子の理想の世界が実現されているのではないかと思うほどの日本文明の完成度の高さと、それを教育文化・経済価値にまで高め、モノづくり世界一から人づくり世界一のJapanにむけて共に力を合わせて行きたいと願うメッセージに、老子がなぜ「道(Tao)」の世界を語り続けたのか、その心を観ましたという感想もいただきました。

また、1章から20章までの振り返りを簡単ではありますがお伝えいたしました。
何度も聞くごとに、本当に一貫性ある解析でイメージしやすく、わかりやすいとのお言葉も頂戴し、その解析を可能とする「論理とイメージ」こそが重要であることがよくわかったという方が多くいらっしゃいました。
不慣れな説明ではございましたが、皆様の集中のおかげで場が創られたと感じております。本当にありがとうございました。

特別な場だけではなく、「今ここ」に老子の観点を応用することができる。そのための道具としての「次元上昇したHITOTSUのイメージ」を実際に学び、使いこなせるようにトレーニングする方法についてなど、まだまだお答えできなかった質問たくさんございましたが、より多くの方にHITOTSU学と認識テクノロジーをお伝えできますよう、これからもスタッフ一同尽力してまいります。

来月は休講とさせていただき、9月からは教育思想シリーズの新シリーズ。「幸福論」を開講いたします。昨年福岡にて開講され、ご好評をいただきました幸福論。東京でも開講の運びとなりました。

今の時代に、必要とされる「幸福」のありかたとはなんなのか。新しいシリーズでもまたみなさまと共に学んでまいりたいと思っております。今後とも、HITOTSU学講座をよろしくお願いいたします。

 

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