第72回 HITOTSU学公開講座 (2012.5.26)

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スマートライフスタイルとHITOTSU学」、6月までの4回シリーズでお届けいたします。

 今回も、まず「スマートライフの必要性」の観点から共有しました。
 歴史上でも、新しい発見=New Thingsとの出会いは、生き方(Life Style)の変化を導いてきました。歴史の中心軸と両翼というイメージで、社会全体がどのように成長してきたのか。そして、その成長の原動力となる「力の発見」と「道具の発明」がセットとして存在してきた流れを共有しました。

これまでの歴史の原動力がストップしてしまっていることから、社会全体の停滞感と閉塞感があふれてしまうのです。そして、Life Styleとは何かを考えたときに、それは「出会い方」であるという観点をお伝えしました。自分と自分以外の世界との出会い方=パラダイムの問題があるのです。
現代の危機の特徴として「無限不信時代」を取り上げました。無限不信時代とは、まず「他人や他物と出会っているのに感動ができない人」が多くなってしまっている状態です。そこから出会いにワクワク出来ない。感動がない。パートナーを作ることができない。ビジョンが生まれないなど、様々な問題が生まれてしまいます。

では、なぜこの「不信」が生まれてしまうのかという原因を考えたときに、そこには自分自身が意思決定をし、価値判断を行うときに非常に特徴的な行動を選択してしまっていることを指摘しました。それは、自分で意思決定や価値判断をすることなしに、共同体の力ある人や組織にその判断を「委任」してしまうことです。自ら意思決定をし、価値判断を行うことにはストレスも伴いますが、そこから逃げて委任を繰り返してしまうことで、常に自分自身の人生に自分が責任を取れない状態が続いてしまいます。
さらに、自分自身がどう生きるべきかという人生に対する答えを持つことがないまま委任を繰り返してしまうことで、自ら夢を持つこと(Dream)ができず、未来のビジョンを描きデザインすること(Design)ができず、実践行動(Delivery)が生まれない生き方が習慣化されてしまっているのです。
 これまでの時代、特に日本は高度経済成長期には、周りの真似をすることだけで成長が生まれる時代がありました。また、物質文明の中心である商品開発技術はもともとは西洋の学術が追求してくれたものでもあったため、西洋を学び、改良を加えることで社会全体が成長可能であったのです。
 ですが、現代は物商品の需要の限界、これまでの資本主義社会のベースの崩壊、企業組織としての活動の限界などが表面化し、国家レベルの倒産の危機にまで発展しています。これまでにない、新しい出会いの発見と発明が必要とされている時代なのです。

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 この全体像を共有した上で、改めてスマートライフスタイルについて学びを深めた回となりました。

 歴史の中心軸のイメージで整理をしたときには、すでに文明は方向性を持って走っている状態です。その流れを理解した上で、方向性を変化させていく必要がありますが、未来の方向性に向かっているイメージのキーワードが「スマートフォン」です。

 改めて現代社会を振り返ってみると、時代の成長と変化の中に、確実に新しい方向性を必要としていることが分かります。これまでの日常生活の観点を離れ、今まで私たち人類が何を獲得し、何を中心の道具として使ってきたのかを整理することで、これからは人間以外の世界を開発してきた科学技術の時代から、人間自身がバージョンアップする技術が必要であることをお伝えしました。観術はまさに、人間自身の「出会い方の技術」を革新するための技術なのです。

 スマートフォンを例にとりながら、スマート時代を理解することが重要です。
 スマートフォンの登場により、歴史の主人公になるのは組織ではなく「個人」になってきました。今は、個人が情報発信源としての強力な力を持つ時代です。

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 その情報発信のインフラが整ってきている今、そこにどんなコンテンツを発信できるのかがその人の人間力として見られていく時代です。これまでの個人個人がつながれない限界、企業の中で制限された生き方を選択するしかなかった限界をこえるための道具が「悟り」です。
 言語の障壁の問題から判断基準の障壁へと問題が変化していきます。それぞれの判断基準の差を溶かし、共通のビジョンを持つことを可能にする技術が21世紀悟りの技術です。これまでの東洋的な直観の世界にとどまらず、西洋の科学技術の根本を支える数学・物理学の限界までも突破する新しい観点。その観点を提供するのが観術(HITOTSU学)の使命です。

 新しい発見と発明が、社会全体の変化にまで成長するためには、4つの創造(技術・商品・需要・市場)が必要です。
 特に、需要はなかなか顕在化しにくものではありますが、観術はしっかりとした技術と商品を開発することに努力してきました。今からは需要と市場の創造を中心にして、皆様と共に新しい時代に役立つようにさらに育てていきたいと願っています。
 ぜひ観術を愛していただき、共に深めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 なぜ今の時代に新しい発見と発明、そして新しいライフスタイルが必要か。それは、現代が共滅危機の時代を迎えているからです。これまでの政治・経済・産業・教育の延長線上には時代の混迷を打破する力はありません。勇気をもって、全く新しい世界に勝負していく時に、この時代の危機がひっくりかえってさらなる人類歴史のバージョンアップにつながっていきます。
 これまでの人類の努力の結晶に感謝し、さらに補って素晴らしい社会をつくっていくのが私たち観術の使命であり、その使命のためには命さえも惜しくない。その決意をNoh Jesuよりみなさまにお伝えさせていただきました。

 私たちひとりひとりが、未来を創る主人公であり、希望の種であること。全ての差を取り、新しい時代に向けて手を取り合っていきましょう。

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 来月も皆様との出会いの場を進化させられるよう、スタッフ一同頑張ってまいります。また会場にてお会いできることを楽しみにしております。
 今回もご参加いただきましてありがとうございました。