第77回 HITOTSU学公開講座 (2012.10.14)

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今月でHIOTSU学公開講座も第77回を迎えました。
今月は、メイン講師であるNohJesu氏の急な事情により、折笠講師が担当いたしました。Noh氏の講義を楽しみにご参加されたみなさまもいらっしゃったかとは思いますが、皆様に温かく迎えられ、いつもとは違う雰囲気で、楽しく今月も開催することができました。

 今回はこれまでの和の産業化のシリーズをおさらいする形でスタートし、海とお魚の話を例えにしながら、今の時代(海)がどのように変化してきたのか。そして、その海が変化することで、そこに生きる私たち(お魚)がどのように変化するべきなのか、変化を求められているのかという観点で整理をしました。

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農業社会から産業社会、情報社会へと移り変わっていく中で、必要とされる技術・協力体制の進化が起きています。その進化に対応する形で人間も多様な学問や制度を作り出してきましたが、本当の変化のためには、それまでの「中」にあるものではなく、「外」から取り入れる必要性があることを観術では指摘しています。
 常に、新しい発見と発明を取り入れることで全体の変化が生まれてきたことを確認し、その上で、これからの時代に必要なのが「人間そのものに対する再規定=尊厳の力」との出会いなのです。

 これまで、すべての投資が人間ではなく、外側の開発開拓に向かってきてしまっていました。その流れの中で、人間とお金のアンバランスが生まれ、お金以外信頼できないというような悲しい現状、そこからくる不信・不安・恐怖・摩擦・衝突といった問題がとまりません。
 人間自身の無限の可能性を取り戻す「尊厳の力」と出会うためには、今までにない新しいイメージと出会うことが必要です。今回は、「イメージできない世界をイメージ伝達してみる」というワークを通して、参加者のみなさん自身が、その意味価値を実感していただくことが出来たのではないかと思います。
 みなさんの楽しそうなワーク時の盛り上がり、とても素敵だったと思います。

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 そのような海側の変化により、お魚側に求められている変化のイメージとして、スマートフォンに代表される生き方・スタイルの変化をお伝えしました。
 メカニズム消費型の生き方では、企業主導の流れを変化させることもできず、結果として、企業も個人も潰れてしまいます。大量生産大量消費型社会のシステムとして機能してきたメカニズム型ですが、これでは新しい時代を牽引していくことはできません。
 消費者自身が、市場に開発者でもあり、消費者でもあるという参加が可能な仕組みを構築することが必要なのです。

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 ですが、そのメカニズム型からシステム型への移行が難しくなっている原因が、私たちのもつ5感覚認識(メカニズム型感覚)の限界であることを指摘しました。
 そして、この感覚に外からプラスした6感覚を持つことにより、変化が可能になるのです。この新しい感覚を論理とイメージで提供していくのが観術の使命であることをお伝えしました。

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 最後に折笠講師より、尊厳の力、イメージの力を今ここでぜひ使って欲しいという話がありました。人間をどう思うのか。自分をどう思うのか。そして目の前の相手をどう感じるのか。今ここで、スッキリ最高の尊厳感覚を自らがもち、相手にも感じることができる時に、愛と信頼の本当のつながりが可能であること。そしてそのつながりこそが、資本主義の暴力時代を超えていく人本主義の出発です。
 そのつながりをつくり、ひとりひとりの無限の可能性を開いていくことができる生き方そのものを職業化していくことが、和の産業化そのものであることをお伝えし、今月のまとめとなりました。

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 来月は、和の産業化シリーズのまとめ、そして12月にはまとめと質疑応答の予定となっています。2012年の公開講座も残すところあと2回となりました。皆様との出会いを、来月もスタッフ一同お待ち申し上げております。ありがとうございました。