第79回 HITOTSU学公開講座 (2012.12.2)

20121202_1

今回で第79回を迎えましたHITOTSU学公開講座。今回で和の産業化シリーズは最終回となり、まとめと質疑応答の回となりました。

時代全体の変化を観たときに、「和」を明確に理解することが必要です。この「和」は今までにない全く新しいイメージであり、そのイメージを現実に応用活用するための知識基盤であるHITOTSU学と、技術化した観術が未来文明を拓く道具として開発された流れをお伝えしました。

今までの時代の変化をリードしてきた科学技術=物質を変化させる技術が限界を迎え、大量生産・大量消費社会が行き詰まりを迎えている現実を受け止める必要があります。工業製品自体が消費されず、大量の産業廃棄物化している中、工場、ひいてはその工場で働いている人たちの知識や技術までもが産業廃棄物化していっています。
この今までの知識技術をゼロ化できないままでは、新しい技術の発達は不可能です。今までの知識技術の延長線上には進化はありません。農業社会から産業社会に大転換が起きたときに、これまでにない新しい知識技術との出会いがあったように、現代にも新しい出会いが必要とされているのです。
また、政府のリーダーシップも限界があり、これまでの金融政策中心、バラマキによって消費を先導する経済モデルはもはや限界です。新流通経路を作ることができなければ、バブルを発生させ、通貨循環が起きない状況を解決することは不可能です。

20121202_3_2

これまでの産業社会は一部の企業を中心に商品を生産し、消費者はその商品をただ消費するだけの立場でしたが、スマートフォンに代表されるように市場自体が大きく変化していることを私たちは理解しなければなりません。スマートフォンの登場により、プラットフォームが開放されることは、消費者に開発者+生産者の立場をプレゼントすることになり、消費者自身が市場を拡大していく一翼を担うことができることを意味します。
主体性をもって、自ら参加できる社会を構築するためには、これまでの経済弱者であった消費者に力を与えることができる技術の提供が最優先です。また、政府の側ではこういった新個人知識企業家たちに現実の力=お金が流通していくようなシステムへと金融制度を移行していくことも必要でしょう。
これからの時代は、大きな破壊とさらに大きな創造とが生まれる時代です。

今の時代をどうみるのか?未来文明というキーワードで全世界がつながるチャンスの時でもあります。
ぜひ、一度、これまでの講座内容も改めて振り返っていただきたいと思います。

これまでの講座の中でもお伝えしてきたように、社会全体が変化してきている中、協力体制のバージョンアップも必要です。その協力体制を作ることができる個人であるのかどうか。また、そのつながりを広げていくことができる教育システムがあるのかといったことが、組織の未来、国家の未来まで影響していくでしょう。
私たちが突破しなければならない障壁は、領土の障壁でもなければ言語、文化の障壁でもありません。個人個人が持つ、観点の障壁なのです。この観点の障壁を解除する技術である観術をみなさんにぜひ愛し、使っていただきたい思いで17年間、NohJesuと仲間たちが必死の思いでコンテンツを整理してきました。
今からは、コンテンツは完成し、市場とニーズを創出していく段階に入ります。これまで以上に皆さんと共に楽しく新しい時代を作っていきたいと願っています。
ぜひ皆さん、観術に興味を持ち、未来技術にむけて投資をして欲しい。それは、なによりも自分自身への最高の投資であり、未来社会への愛であること。その思いをNoh Jesuよりみなさまに熱くお伝えし、内容のまとめとさせていただきました。

20121202_2 20121202_3

後半は質疑応答の時間となり、様々な方が率直に質問を投げかけていただき、会場全体が一体となって白熱した時間が展開しました。
真剣に未来を考え、自分自身の力を役立てたいと願う意識の高い皆様方にお集まりいただき、今回の講座も非常に内容の濃い場となりました。ありがとうございました。

来月からは、教育思想シリーズの再編集編として日本人の観術講師のみなさんによる公開講座がスタートします。今までとまた違った、しかし内容の深い公開講座をお届けできるように、講師・スタッフ一同さらに努力してまいります。

来年もHIOTSU学公開講座にて皆様とお会いできることを楽しみにしております。
今年一年、ご参加いただきました皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

20121202_4