第88回 HITOTSU学公開講座 (2013.9.8)

今回から、公開講座リバイバル教育思想シリーズ「般若心経編」全3回シリーズが新たにスタートいたしました。2007年に7回にわたりご好評を頂いたシリーズ講座を、今回からリバイバル編として開講させて頂きました。

メイン担当講師は、この公開講座では初めて講師を務めた大川講師でした。仏教の最も深い真髄であり、心のバイブルとして世界中で親しまれ、今も研究が重ねられている最も有名な経典をHITOTSU学(観術)の観点からわかりやすく語っていただきました。

般若心経は、著者・成立年代・作られた場所ともに特定されておらず、西遊記の三蔵法師のモデルとなった玄奘が漢訳したとされる説が一般的とされています。大乗仏教の漢訳経典の中でも最初期に成立した般若経の全六百巻にも及ぶ壮大な教えをたった二百六十二文字で表したものが「般若心経」です。

冒頭では、なぜ今『般若心経』を取り上げるのか、なぜ2,500年前の釈迦が悟った世界が今もなお尊ばれているのか、「般若心経「を活用して、新しい生き方を獲得する事の説明がありました。

現代は、自分の5感覚脳から生み出された自分の考え、感情をコントロールできず、自分の考え・感情に支配され、心を閉ざし、病んでいきながら、ついには自分や他人の肉体までも傷つけ、殺してしまうほどの大きな問題と現代人は直面しています。

自分の考え・感情をコントロールし、人との疎通交流を通して、創場を広げていける新しい知識・技術が求められている時代です。

鍵となるのは「心とは何なのか?」を明確に知ることです。それは新たな知識爆発につながり、その知識爆発によって、パラダイムの次元上昇を起こし、一人ひとりが尊厳溢れる尊厳(感動)社会を創ることができるのです。

歴史上の様々な出来事を振り返ってみると、
①天動説から地動説への変化、
②馬車が走っていた時代に登場した自動車
③重たい鉄の塊が空を飛ぶ飛行機の発明
これらに共通している事は、その時代の常識を破壊した事です。つまり、固定観念を破壊することで変化を起こしたのです。
今までの歴史上で一番強烈な常識破壊をやったのが釈迦なのです。それは全ての観念、イメージを一つも残らず破壊する常識破壊を起こしました。
そして、「般若心経」を活用して、新しい認識方式や理解方式を獲得して、人とつながる新しい生き方の大枠の説明がありました。

今回は、般若心経の序盤までをHITOTSU学(観術)の解析をお伝えしました。

今回は特に、前半の重要なポイントである「五蘊(色・受・想・行・識)皆空」のイメージと意味をHITOTSU学(観術)からの解析で語っていきました。

五蘊とは、「人間の5つ(色・受・想・行・識)の繰り返し」=「宇宙の構成要素」であり、その五蘊が全て実在せず、空、即ちHITOTSUしかないことを観たことであらゆる悩み、問題、限界、危機から完全に解放された大自由の心そのもの、絶対尊厳そのものの自分になるという観点を説明しました。

般若心経でいう「色」の世界と「空」の世界、人間五感覚脳に支配された4次元認識の世界(色)と時間・空間・存在の基本単位である真実そのものである客観的絶対世界「1」(空)を疎通するのが5次元HITOTSUの動きであり、仏教では説明していない「空」から「色」が生まれる仕組み(メカニズム)を観術ではImage言語を道具に明確に説明できる観点をお伝えしました。

汚い・きれいなどを決めつけるのは人間の判断基準であり、その判断基準には5つの問題があります。皆バラバラという異質性によって摩擦・衝突・孤独が終わらず、無意識に自分が絶対正しいと思い込んでいますので、協力関係は築けず、裏切らない人間関係を築いていく事は困難な時代です。
究極の解決策としては、「五蘊(色・受・想・行・識)皆空」を悟り知る事、つまり5次元HITOTSUの動きしかない事を悟り知る事で判断基準を根こそぎ取って、Zero化が出来る個人となることで、裏切らない人間関係を構築する事ができるのです。

まとめとして、HITOTSU学(観術)から解析する「悟り」はゴールではなく、スタートであるという観点をお伝えしました。

観術の悟りは侍の悟りであり、関係性の悟りです。
5次元HITOTSUの動きしかない事を悟り知り、Zero化を共有した個人個人がつながる人間関係の構築とネットワークを可能にします。これこそが次代を担うメタネットワーク・ヒューマンインフラであり、場で生きる生き方、場を創造する生き方がこれからの時代に必要とされている事を説明しました。

次回は10月6日(日)、REVIVAL 般若心経編・第2回を開催いたします。
どうぞご期待ください!また来月もお会いできることを楽しみにしております。