第99回 HITOTSU学公開講座 (2014.8.17)

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99回目を迎えることとなりました今回の講座は、4か月ぶりの登壇になります観術(HITOTSU学)創始者Noh Jesuによる特別講座です。

大人気のアニメ「エヴァンゲリオン」の独自の解析を通して、日本のアニメの底力や、今の時代がどういう時代なのかという問題意識、そして日本の使命などを整理した、大変ユニークな会になりました。

18年間一貫して伝え続けてきたNoh Jesuの日本に対する深い想いを、また新しい角度から共有させて頂いた場にもなったかと思います。

 

そもそもエヴァゲリオンとは?

庵野秀明監督、GAINAXの原作によるSFアニメ作品で、大災害「セカンドインパクト」後の世界(2015年)を舞台に、巨大な人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった14歳の少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを描く。(wikipediaより引用)


 

講座では、作品の細かいストーリーの説明ではなく、今の時代を生きる私たちが向かうべき変化の方向性や日本の使命につなげた解析に力点を置きました。

エヴァンゲリオンを観た方も観ていない方も、HITOTSU学による解析を通して、日本アニメが持っている深い精神性を感じ取っていただけたのではないかと思います。

 

まず、作中の一番のキーワードである「人類補完計画」、そして作品タイトルでもある「エヴァンゲリオン」(ギリシャ語で「福音」を意味する)がどうつながっていくのかをお伝えしました。

今の時代の現実社会とつなげて、「なぜ人類補完計画が必要なのか?」を理解するために、次の11個のキーワードで整理していきました。

(1)キリスト教からみた現実は堕落の世界。

(2)東洋思想哲学からみた現実は錯覚の世界。

(3)真の自分が分からない。

(4)100%明確に知っている事は一つもない。

(5)生きる根拠が明確でない。

(6)誰もが持っている判断基準(観点)の問題。
・非認知も認知も問題。
・固定も移動も問題。
・異質も同質も問題。
・自発も他発も問題。
・肯定も否定も問題。
・完全も不完全も問題。

(7)始まり(α)と終わり(ω)、変化の端緒(物事の手掛かり、糸口)がわからない。

(8)生きることに対する虚無、無知の恐怖、不安と無限の可能性の爆発を邪魔する8つの殻(不信、羞恥心、罪悪感、劣等感、役割混迷、孤独孤立、スランプ、絶望)がある。

(9)人間個人の成功基準である個性あふれる分離独立した意志決定構造を持った人材を作れない教育。

(10)Needs Revolution。通貨蒸発、貧富の格差、雇用問題などの経済的問題を解決するには、全く新しいNeedsの大爆発が必要。

(11)人間の最も根本問題である「観点」の問題を取り入れていない西洋の近代理性の限界。数学方程式で宇宙自然の仕組みを説明できても、今ここ自分とつながらないし、スッキリワクワクしない。

 

これら全ての問題を補完し、解決する「人類補完計画」の突破口は何でしょうか。

それは問題の根本原因が一体何なのかを突き止め、本質的に取り組むべき最も重要な問題を明確に規定(Define)する事です。今の時代は、対処療法ではなく、根本からの解決が必要な時代だからです。

 

観術から観た「人類補完計画」とは、「人間機能の進化発展方式次元上昇Project」(HardwareとSoftwareを両方バージョンアップさせる世界)で整理します。

今まで人間は、Hardware=体、Software=心、として生きてきました。

しかし、Softwareである心はHardwareである体の牢屋の中に入っているため、今ここ心がスッキリしないし、知っている世界に思考が縛られ、機械的条件反射で動いてしまう、「メカニズム思考方式」にとどまっている状態です。

これらの根本原因である「観点の問題」を解決することでこの限界を補完し、古い人間機能から分離独立した意思決定能力である「システム思考方式」を持つことの大切さを説明しました。

しかし、観点の問題を解決し人間機能を進化させるためには、人間の認識方式、思考方式の一番根幹である「暗記言語」ではたどり着けない問題があります。

人間は多様な存在に名前をつけて暗記する「暗記言語」を使いますが、地球も、太陽も、銀河も、宇宙も、時間も、実は存在が何もない「無の世界」から生まれています。

「有の世界」しか語ることのできない暗記言語では、「無とは何か?」「有とは何か?」「無と有はどんな関係で、どんな形で結ばれるのか?」などの答えに到達不可能なため、その言語の限界を補完して開発されたのがイメージ言語です。

観術ではイメージ言語ですべてを整理し、人間機能の進化を案内しています。この内容のエッセンスは、4日間のワクワク観術セミナーで多くの人に共有できるようにお伝えしています。

 

次に作中のサードインパクトの意味とつなげた解析で、本当のImpact(インパクト)とは部分と部分の出会いではなくて、全体と全体の巨大な出会い(融合)、という観点での整理がありました。

私たちの歴史文明につなげてみれば、西洋のルネッサンスとアジアのルネッサンスの融合です。

イメージ言語によって、西洋の近代理性の究極(有の世界)であるM理論と、東洋の悟り(無の世界)とを論理とイメージで統一して理解することが可能になりました。それが、神の概念を越えて力の概念によって宇宙自然を理解するようになった西洋のルネッサンスを越える、アジアのルネッサンスの基準点です。

アジアのルネッサンスによって、人類がアップグレードしていく道が日本の目覚めから成し遂げられるという深い確信を持っていることが、Noh Jesuから熱く語られました。

また今回の講座では、日本が世界を救済する理由の一つとして、日本は文明全体がひとつの大きな社会的決断をしている、という指摘がありました。

日本は西洋近代を受け入れた後の歴史で大きな戦争を戦い、結果的に原爆を二つ落とされて、敗戦によって国土は焦土と化してしまいました。

その背景から、「二度と戦争はしない」という強烈な集団全体の決断があります。

今からは、それが単に理想的な平和主義にとどまるのではなく、観点の次元上昇を通して真実に人間の尊厳が花開く世界平和を創建する、大きな使命につながっていく時代に入っていきます。

今までのように西洋の真似事をしていたら新しい日本の未来はありません。今から日本がやる大きな仕事は、軍事や経済ではなくて、全世界を変えて行く教育革命の道です。

人類の未来の責任を担う深い所からの決断ができている日本が目覚め、アジアの本当の価値が目覚めれば、西洋から生まれた数学・物理学・資本主義・自由民主主義を超える、新しい教育モデル、新しい経済発展モデルを作ることが可能です。

 

終わりに、Noh Jesuからポエム「痣が出来ている大和魂」が送られました。

アジアでいち早く近代化に成功し、原爆を落とされ、敗戦で傷だらけなっても、いつも恒久世界平和を願っている深い大和魂が東洋のプライドを守ってきた。

18年前に真実の世界を悟った時、そんな日本の大和魂ともひとつにつながり、日本の可能性はもっと素晴らしいことに気づいてほしいという想いを込めてつくったポエムです。

 

9月7日には、福岡にて日韓VISIONフォーラムが開催されます。毎回テーマを変えて、まったく新しい観点から時代の流れを読み解く、斬新なトークが好評の日韓VISIONフォーラム。

今回のテーマは、「尊厳関係時代をリードする教育文化強国 日本のつくり方」です。発足3周年記念となる今回は、多彩なゲストをお招きして、尊厳社会へのビジョンを徹底的に語り尽くしますので、多くの方にご参加頂ければと思います。

 

今後も皆様との出会いの場を進化させられるように、そして日本から新しい希望がスタートできるように、スタッフ一同取り組んで参ります。

次回講座は、10月19日(日 )です。

『REVIVAL 21世紀の新しい生き方「和の産業化」』が新しくスタートいたしますので、また会場にてお会いできることを楽しみにしております!