第107回 HITOTSU学公開講座 (2015.5.17)

今回より、第107回HITOTSU学公開講座「21世紀の新しい都市モデル『尊厳シティ構想』」全3回シリーズを新たに開講させて頂きました。

都市構想といったときに、様々な切り口から考えられる事ができるかと思います。今講座では「教育・経済・政治」の3つの切り口から「尊厳シティとは何か?」をみなさんの人生とつなげて考えていきたいと思います。

まず、第1回目のテーマは、「教育革命」で話を進めさせていただきました。

奇しくも今講座開催となった5月17日は、「大阪都構想」の賛否を問う住民投票の投開票日でした。大阪都構想の概要を講座の冒頭で話させていただきました。


東京、大阪、福岡などといった全国の自治体では、多様な問題を抱えてしまっています。
少子高齢化、公的債務、社会保障費、増税、円安、物価高、TPP(環太平洋経済協定)、格差拡大、需要喪失、雇用喪失、精神疾患、、
なかなか私たちの人生や生き方と都市との繋がりを考える事が少ないと思われますが、無関係ではないのです。私たちは必ず何かしらの自治体、市町村に属して、生活をしています。
「子供一人を育てるためには、村一つが必要」ということわざがあるように、本来私たち一人ひとりの人生、生き方と都市は切っても切り離せられないのです。
“何を”“どのように”変化させるべきなのか?その明確な診断と処方が必要なのです。

全ての複雑な現象、問題をつくりだす原因を明確に規定したのがHITOTSU学(観術)です。HITOTSU学(観術)では根本原因を「人間の五感覚と脳の認識機能の限界」と診断しています。アインシュタインが「いかなる問題もそれを作り出した同じ意識によって解決することはできません。」と語っているように、あらゆる問題解決には、人間意識の次元上昇、すなわち、新しい認識方式の獲得が必要だというのが処方になるのです。

「人間の五感覚と脳の認識機能の限界」によって、生み出された判断基準(観点)が皆バラバラな中で、どう結び、winwin All-winできる社会をつくっていくかが宿命的な課題なのです。
例えば、大阪都構想の住民投票のように賛否を問う事は民主主義制度上で大事な事ですが、win-loseの結果に終わってしまいます。その脳の機能的限界を解決するのが「観点の次元上昇」なのです。

昨年、私が福岡市長選において、使用した「尊厳シティ構想」の基本理念を紹介し、イメージを広げていくためにトマトの実る様子で例えさせていただきました。
一般的なトマトは、1粒の種からは20~30個の実がなりますが、ハイポニカトマトという水耕栽培で育てられたトマトは、1万5千~3万個の実がなります。
これを人間に当てはめてみれば、最初の20~30個が人間の五感覚と脳の認識機能の限界の中で、「これが人間だ」という思い込みの状態です。そこから解き放たれて1万5千~3万個のトマトが実るように、今までイメージしたこともない本来の人間の無限の可能性が開くのです。尊厳シティは安心溢れ、住む人の可能性が場によって開かれ、知性、アイデアが活性化し、世界中の人たちから憧れの的となる都市、そんな都市を理論上、作ることができるのです。


常識とはなんでしょうか。常識はそれぞれの時代や国の教育、経済、政治、文化によって作られてきました。さらにその常識の裏側には、それぞれの時代での物事を理解する理解方式が隠れています。人間をどう思うのか?宇宙をどう思うのか?その人間観や宇宙観の大前提があって、常識が生まれています。
私たちが現在持っている常識の大部分は西洋ルネッサンス、近代理性の中で生まれました。そこに端を発してたくさんの学問が生まれて、明治以降に受け入れて、私たちの教育に根付いてきました。
私たちの常識の根っこには近代理性の人間観や宇宙観をどう認識するのか?その認識方式が根っこにあるのです。その根っこである認識方式を突き詰めていくことが尊厳シティをつくっていく上で大事だということをお伝えさせていただきました。


今までの学問とHITOTSU学(観術)の差別性をお伝えさせていただく中で、HITOTSUのパターンで明確に理解できるようになることが観点の次元上昇の世界であることをお伝えさせていただきました。

いかに今この瞬間が神秘・歓喜に溢れているのかを認識できれば、人間一人ひとりは誰一人欠けることなく無条件に素晴らしい存在だということがわかります。そんな人間観の認識を持つ人たちで溢れて、可能性を引き出しあう社会を実現させることが可能なのです。可能にさせる道具となるのがImage言語なのです。

意識1%の「自分なんてたいしたことない、これが自分だ」と思っている世界に観点固定していたら、無意識99%の世界を使うことはできません。
人間が生み出した問題は人間自身がバージョンアップしていくことで、全部解決できますし、意識1%の世界を楽しむためには、認識技術を使い、意識を無意識化させたり、無意識を開発し、開拓していくことが必要です。


理想の尊厳社会をつくっていくための『教育革命による「尊厳シティ構想」7つのステップ』の一部をご紹介させていただきました。

1,問題発見会議の設置
2,未来技術審査委員会の設置
7,国家を引っ張り、アジアのルネサンスを起点となる世界の中心都市「尊厳シティ」


会の最後には、HITOTSU学創始者Nohjesu氏から、ポエム「トマトがあなたにこっそり教えてくれたメッセージ」が送られました。

第2回目は、6月21日(日)の開催です。また会場にてお会いできることを楽しみにしております。 今回もご参加いただきましてありがとうございました。