第110回 HITOTSU学公開講座 (2015.9.13)

今月より、新シリーズ、日本発“メタプラットフォーム”戦略を全3回でお伝えしていきます。
今回第1回目の前半は、HITOTSU学の全体像を、後半ではメタプラットフォーム戦略の全体像をお話しました。

まずは人間の認識方式(パラダイム)をキーワードに話を進めました。
人間が作り出している現象や学問の根底にある、認識方式に対するイノベーションを起こそうとしているのが、HITOTSU学、観術です。

人類歴史を振り返り、人間の考え、認識、思考の出発の基準を顧みれば、農業社会では、神中心の基準から、産業社会では、科学、人間の理性へと基準が移ることがわかります。
神・科学も含めて、それらは西洋理性であり、これが脳の分離のパラダイムであるということをお伝えしました。
時代は今、全部つながった不動のHITOTSUの世界が基準点となる、ハイパーコネクション時代へと変化しています。

話題は、今回のテーマであるプラットフォームへ進みます。
プラットフォーム戦略とは、多くの関係するグループを場に乗せることにより、外部ネットワーク効果を生み出し、新しい事業のエコシステム(生態系)を構築する戦略です。

新しいパラダイムの共有が出来れば、新しいメタプラットフォームの共有が可能になります。パラダイムシフトを起こした人たちの連帯により、今の時代が抱えている問題を解決していくことが出来るようになるのです。

プラットフォームの例として、ノキアとアップルについて取り上げました。
かつてノキアが世界シェアの45%を取っていた時代、アップルのシェアは0%。しかし、たった10年でアップルの売り上げは55%に、ノキアの売り上げは2%になります。
圧倒的な差があったにもかかわらず何が両社の明暗を分けたのか、以下にまとめました。

1.携帯から端末機へのパラダイムの変化を見誤った。
2.オープンソース、技術開示しなかった。
3.アプリ開発も自社で行った。
4.消費者を消費者にとどめ、外部ネットワーク効果を得られなかった。(プラットフォームに乗せることができなかった)

これを教訓にして、今からの時代をどう一人ひとりが迎え、活かしていくべきでしょうか。
今までの消費スタイルとは変わり、これからは、消費者と開発者と販売者がともにwin-win-all-winの需要と市場を創出する時代へと変化しています。
これからは個人知識企業家が活躍していく時代。その人材が連帯できる場をメタプラットフォームと呼んでいます。

情報の流通が簡単になった今、オープンにつながることによって発展的な未来を描いていく、それがプラットフォーム戦略でもあります。
今までは、5感覚を基本にして情報を整理整頓するだけ、与えられたものを使うだけのメカニズム型が主流でした。
これからは、宇宙の作動原理をわかり、心クラウド、6感覚をプラスして生きるシステム型の生き方が主流になります。
存在があるのが当たり前だった時代から、ないのが当たり前のパラダイムの大変革が起きるのです。

今は雇用創出が出来ない時代。これは日本だけでなく、世界的な課題です。
ロボットの進化に伴い、10年以内には既存の仕事の半数は無くなると言われています。
そこで問われるのが、人間の存在意義でしょう。
プログラミングされた因果に縛られているのがロボット・AIであるのに対し、因果を超えることが出来るのが人間。因果から自由になることは、すべてから自由になることであり、それは人間に創意性ある仕事を可能にさせます。

今までは西洋理性で作られてきた、脳を基本にした分離のパラダイムでした。
日本は世界トップになるポテンシャルを持ちながら、ナンバー2に甘んじてきた戦後の70年があります。
日本を一言で表せば和。日本の大きく調和する和のパラダイムが、これからの世界を引っ張っていく時代です。
その日本に早く私たちは向かうべきではないでしょうか。

19年前に、Noh Jesuが日本の福岡で発見した尊厳の力は、今までのパラダイムに終止符を打つ、イメージ言語という道具の発明をもらたしました。
日本の本当の良さを伝えていくことのできる教育体系が観術です。
私たちは、今この時代における一番重要な変化を創って行く大転換期にいるのです。

次回からはもっと本質的なメタプラットフォームの内容に入ってまいります。また次回皆様と会場でお会い出来ることを楽しみにしています。