第111回 HITOTSU学公開講座 (2015.10.18)

先月より、スタートした新シリーズ「日本発“メタプラットフォーム”戦略」全3回シリーズの第2回目を開催させていただききました。

まずは、HITOTSU学の概論と、第1回目の内容を振り返りました。

人類は今、パラダイムの大転換期にいます。人間が新しい時代のプレートを経験しようとしている真っ只中と言えます。
これまで人類は、人間の外側、ものを変化させることにより進化してきましたが、内側としての人間自身の進化は起きているのでしょうか。

確かに人類はものを変化させる技術は発展させてきましたが、人類歴史500万年が経って、学問が進歩した結果、人間の精神、意識が飛躍的に上昇したかというとそうではありません。
人間自身の飛躍的な精神の進化をさせるためには、人間の認識能力を上昇させることが必要です。そのための新しい教育、それが観術です。

今年の5月に発表された「単一原子とホイーラーの遅延選択思考実験」の論文が世界的に有名な科学誌「Nature」に掲載されました。この論文は、人類歴史500万年間で当たり前だったパラダイムの大転換をもたらす内容と言っても過言ではありません。

量子の世界の不思議な性質に対して、観測が全てであることが証明されたのです。

つまり、「観測がすべてである、私たちが観測していないときに宇宙は存在しない」ということです。

私たちが当たり前であった「私がいる、宇宙がある」という存在が「有るのが当たり前のパラダイム」から、存在が「無いのが当たり前のパラダイム」となっていく、文明の方向性が大きく変わる大転換期に来ているのです。

その重要な鍵である、人類が観測する際の脳の認識のクセについて、道具を用いてお話しました。

脳の認識のクセは、以下の4つです。
1.部分だけをとる
2.違いだけをとる
3.過去とつなげてとる
4.有限化させてとる

私たちは、真実そのものを見ているわけではないのです。
本当の姿とは何なのかを私たち一人一人がしっかり認識することから新しい生き方がスタートします。

10月16日に開催された「10.7 Peace Renaissance」でもお話しさせていただきましたが、人間は脳の認識のクセによって、境界線を引いてしまいます。
さらに思想、哲学、国など境界線を引くことにより分離を作り、合う、合わないといった判断基準が生まれてしまい、争いが起きてしまいます。
人類はなぜ平和になれなかったのか、その原因は脳の認識のクセにあります。
「あなたと私」の間にある違いが存在する限り、平和になることはできません。

意思と関係なく起きる脳の認識に私たちが勝利しない限りは、新しいパラダイムには行けないのです。

脳の認識機能を超えるためには、脳を使って、理性で真実を理解する必要があります。人間と動物の違いである理性を使って理解することにより、初期設定された脳を超えることができます。真実の姿を理解することにより、次の時代に行けるのです。

後半では、私たちが提示するメタプラットフォームをお伝えしました。

私たちは、メタプラットフォームとは、絶対に変わらないものを土台にして、一番早い変化、イノベーションを成就させることを本質的定義としています。

また、機能的定義としては、メタ知識・技術の発見と発明によって、人間に潜在する一番深いニーズを喚起し、新しい市場の創出、意味・価値、ビジョンなどロードマップを提示するとともに、具体的な商品・サービス・職業・産業・インフラなどの提供によって、新しい人類文明のエコシステム(生態系)を再創造する戦略です。

7段階のプラットフォーム革命について、今までのプラットフォームと今からのプラットフォームを比較し整理した表が上の図です。
根、茎、葉、花、実、種、スキマの7段階で認識の変化から社会基盤までを変えていくことがメタプラットフォーム戦略です。

私たちが最も変わらなければいけないのは「根」である認識の変化です。

認識が変わらないと何も変わりません。私たちがどんな技術を活用して、どんな未来を作っていきたいのかをぜひもっと知っていただきたいです。

そして今、私たちがプラットフォームのひとつとして提供しているのが「KanjutsuTV」です。
「KanjutsuTV」http://www.kanjutsu.tv

これは、認識技術を用いて認識の次元上昇が起こった人間一人一人の情報発信基地であり、また、将来的に自ら発信するための能力を磨くために学ぶためのメディアとしても活用できるものです。

今、本当に苦しい時代です。今この瞬間も自殺したいと考えている人もいて、うつ病等精神疾患の方も数百万人と言われています。人工知能が仕事を奪い、閉塞感が生まれている時代です。なぜこの時代の圧縮が生まれているのでしょうか。

それは、人間の本当の尊厳を目覚めさせるためだと言えます。一人ひとりの力はこんなものではなく、世界を変えることができるのです。尊厳の力は、社会を変えます。

会の最後には、HITOTSU学創始者Nohjesu氏から、ポエム「愛しさの力で」が送られました。

そして、11月21日、22日に福岡にて開催される「2015 福岡 日韓交流フェスティバル NURITSYO -ヌリッショ-」の案内をさせていただきました。
Nuritsyoは韓国語の’享受する=Nurira’と日本語の’一緒に’がひとつになった言葉で、みんなが共に楽しむフェスティバルです。

第1回は2015年の4月に韓国・大邸(テグ)市の寿城(スソン)池を中心に盛大に開催され、第2回は福岡で、多くのアーティストを迎えて堂々の開催をします。

誰かひとりの100歩ではなく、みんなの1歩が必要な時代。
一人ひとりが歴史の主人公となり全世界へ新しい風を起こす国際共創ムーブメントを一緒に享受しましょう!

参加申し込みは↓
http://japan-korea.org/upcoming/nuritsyo2015-fukuoka

次回は11月8日(日)の開催になります。いよいよシリーズの最終回、皆様と会場でお会いできることを楽しみにしています。