今回の講座も多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。公開講座「日米160年史の未来」全3回シリーズの最後となる第3回目を迎えました。
6月下旬、イギリスが国民投票によって、EU離脱を選択するという大きなニュースがありました。そして、今年11月の米大統領選に向けてドナルド・トランプ氏が共和党の候補者として決まりました。イギリスとアメリカという世界の大国で、諸外国との関係性や移民受け入れ等よりも自分たちの国と生活を優先させようとする「自国第一主義」が広まっています。そして、講座の翌日には参議院選挙を控えていたことから、2016年は日本にとっても大きな転機になるということを共有するところから始まりました。
メインテーマに入る前に、まずはHITOTSU学の概論と「認識」というキーワードをお伝えしました。
キーワードとして「認識」をあげたのは、21世紀の教育、経済、政治、文化が直面するキーワードだからです。今、VR(Virtual Reality、仮想現実)の技術が大きな脚光を浴びています。VRヘッドセットを装着すれば、作り出された仮想現実をあたかも現実であるかのように体験できる技術が急速に進歩し、広まっています。
人間は自分と自分ではない世界を常に認識しています。HITOTSU学では、人類はひとりの例外もなく、生まれた瞬間から、「脳」というバーチャルヘッドセットを被った状態で生きている、という例えをしました。
凄まじいスピードで進化する科学技術によって、近未来は「ポスト身体社会」という、旧来の「人間」の概念そのものを大きく変える時代になっていくと言われています。
IT技術の発達は、人間の能力を上回る存在である人工知能(AI)を生み出しています。人類は己を遥かに超える知性の存在と出会うようになることで、改めて、「人間とは何か?」を考えざるを得ない時代がきています。そして人類歴史500万年間、人間は同じ仮想現実を生きていたことが明らかになる時代がきます。
今の世界をみれば、バングラディシュのテロで日本人が殺される事件が起こり、イギリスとアメリカが「自国第一主義」「現実主義」へと向かうなど、世界は混沌を極め、何が起こるかわからない時代です。そんな時代に全体をみる洞察力、未来をみる先見性、確信を持って生きるために必要なのは、「認識の次元の進化」が必要であることを伝えさせていただきました。
第1回目と第2回目の内容をポイントで振り返りました。
詳しい内容をご覧になりたい方は、開催レポート(第1回目・第2回目)をご覧ください。
3回目の今回は、戦後1945年から現代までの歴史を振り返りました。日本とアメリカは戦後、どんな関係だったのか。年表を元にお互いの背景をみていきました。
・戦後~
今は、予測不能な時代です。アメリカでは、銃乱射事件が度々起こり、日本でもテロが起こってもおかしくはありません。例えば、トランプ氏が大統領になったら、日米関係はどうなっていくのか、世界はどうなってしまうのか、不確実な混沌がうずまく時代です。
そんな中、予測できない未来を考えただ不安になるのではなく、心の姿勢として、「未来は予測するのではなく、自分で創るものだ。」というNoh Jesuのメッセージをお伝えしました。
欧米が作ったゲームルールの中で、日本は160年間、謙虚に学び、真摯に乗り越えようとしてきました。これからは、日本の本当の精神性・可能性を発揮して、このゲームルールを日本発でセッティングし直すのが日本の国家戦略の大前提です。
その日本発の教育のパラダイムで、欧米発の軍事、経済、ソフトウェアのパラダイムを超えるMISSION,VISIONを20年間、一貫して語っているのがNoh Jesuです。
そして、教育のパラダイムシフトを起こしていくための具体的な新産業として展開しようとしているのが「尊厳塾コピーシステム」であることと、その土台にある新教育の要点について、「日本発のゲーム・チェンジを起こすメタ教育・メタ知識」で語らせていただきました。
会の最後には、HITOTSU学創始者・Noh Jesu氏からポエム「日本、飛龍昇天をみせろ!」が送られました。21世紀の侍である日本の皆様と共に、日本から平和と尊厳の世界をつくっていきたいと願っています。
今回の講座も多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
公開講座「日米160年史の未来」全3回シリーズは、今回をもちまして終了いたしました。沢山の皆様にご来場いただき誠にありがとうございました。
次回9月4日(日)からは、金子純一講師による全3回の新シリーズ、「ソフトウェア戦略を勝ち抜く日本の“人づくり”戦略」が始まります。また会場で皆様とお会いできますことを心よりお待ちしております。
また、今講座の様子を新時代のメタプラットフォームKanjutsuTVでご紹介しております。最先端の観術コンテンツをいつでもどこでも、300本を超えるオンライン動画で学ぶことができます。また、オフラインの交流の場「オフ会」も活用することができます。
2016年、5月を皮切りにスタートした“人工知能を超える”日本発の教育革命を世界へ広げていくJAPAN MISSION・JAPAN DREAMのムーブメントを、一人でも多くの方と共に起こしていきたいと願っています。
今後は、東京、福岡、札幌、大阪など全国の主要都市で開催が予定され、他にも様々なイベントをご用意して、みなさまの参加をお待ちしております。
「JAPAN MISSION PROJECT」ホームページ
http://project.japanmission.jp/