幸福論
~グローバル競争の時代に品格ある生き方をどう作るのか~
:まとめと質疑応答
今回も多くの方がHITOTSU学公開講座にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。教育思想シリーズ第3弾としてスタートした「幸福論」も、今回で最終のまとめとなりました。
今回はまず、過去3回のまとめとしてHITOTSU学が語る幸せ・成功とはどのようなことかについて話が始まりました。
HITOTSU学が語る幸せ・成功には3つの段階があります。
(1)「認識の幸せ・成功」
(2)「現実の幸せ・成功」
(3)「大統合の幸せ・成功」
その中でも最も基本的な土台である、「認識の幸せ・成功」のパートに内容を絞ってスタートしていきました。
その後、質疑応答に移り1.教育、2.経済、3.政治、4.その他
の分野からご来場の皆様に質問を書き出していただき、その質問を読み上げNohJesu が「幸福論」の観点から回答していく形で進行していきました。
教育のパートでは、「今の教育に対してどのような変化が必要なのか」、また「HITOTSU学をどのように教育に取り入れていけばよいのか」という観点からの質問を多くいただきました。
それらに対してHITOTSU学の観点から一言で答えるならば、「教育者・先生が第2の誕生をすること」です。
第2の誕生とは、人間のイメージを脳の意識だけでとらえる「この体の範囲だけが自分である」というイメージに固定されることのない、大自由の観点を持つことです。
そのまったく新しい大自由の観点を持った先生が、「こどもが小さい時から、自分の偉大さを理解することができる」教育をすることです。
ほかにも色々な話しがありましたが、まずは先生から第2の誕生をすることが一番重要であるとの回答がNohJesuからありました。
続いて経済のパートの質問を集約するならば、全世界的な経済危機を迎えている今、「どのようにこの危機を乗り越えていけばよいのか」、という質問になります。
その質問に対し、HITOTSU学の観点から一言で回答するならば「持続可能な循環を創ること」です。
これを可能にするには、農業社会から産業社会へその基盤(プレート)自体が変化したように、産業社会のプレートから知識・感動社会へプレートの変化、パラダイムの大転換が必要です。
経済を本質的な観点からみたら、自然の流れをいかに人間に有益な流れに変えていくのかということです。
実物経済や金融経済などの循環には、認識の循環が隠れています。ものの変化・運動・移動にとどまっていた旧いプレートから、観点を自由自在に変化・運動・移動できる新しいプレートに大転換が起きることで、実物経済と金融経済そして認識経済とのバランスがとれた、持続的に循環の可能な経済を創っていくことができるようになります。
政治のパートでは、まず政治の本質を「個人の無限の可能性・価値を守ること」とした上で、その個人の可能性・価値を抑圧する組織から、個人を守ることが政治の役割であるとの回答がありました。
政治における政策自体が強者中心であり、富裕層のための政策になっているので、社会構造も貧富の格差が大きくなっていきます。
ですから今必要なのは、一人ひとりが目覚めていくことです。一人ひとりが心人間(5次元認識テクノロジーを学んで意識の無意識化、無意識の意識化が出来る人)になることによって、無限の可能性と勇気が生まれていきます。
そしてその目覚めた個人個人が、主権を持っていくことが大事です。
この時代のミッションは、日本のミッションでもあります。欧米中心の時代はもう終わりを告げ、アジアの時代へと変革する中、その中心となっていく存在は日本です。
日本人一人ひとりが心人間へと目覚めていくことが、この時代の危機を突破するミッションなのです。
その他のパートでは
男女に関する質問を多くいただきました。
現代は昔のように、男性と女性のエネルギーの集中先が不明確になり、それぞれのエネルギーを出すことができにくい状態にあります。
人間は本質的に自分のすべてをかけて没入集中する方向性を求めます。自分のすべてをかけてもやり遂げたいと思うミッションが欲しいのです。
しかしその方向性、ミッションと出会うのが難しいのが現代の状況です。現代に必要なのは人類が強烈なビジョンと出会うことです。
そのビジョン、ミッションと出会うために今人類に対して強烈な危機(プレッシャー)がきています。
HITOTSU学の観点から観れば、それは人類が目覚めるための愛であり、2009年は人類が真理と出会うタイミングであると確信しています。
今回特に印象的だったのは、ご来場の皆様からいただいた質問が、現代社会の多様な問題に直結した、内容の濃いご質問が多かったことです。
初めてご来場された方からも「大変意識の高い方々が集まっている場ですね」というコメントもいただきました。
次回からは教育思想シリーズ第4弾として「孫子の兵法」がスタートしてまいります。
HITOTSU学がまったく新しい観点から「孫子の兵法」を解析し、この混沌とした現代を生き抜くための智慧を、皆さんと共に学んでいきたいと思っております。
ご挨拶が遅くなりましたが、本年もHITOTSU学講座をどうぞよろしくお願いいたします。