第136回 HITOTSU学公開講座 (2018.1.14)

2018年初開催となるHITOTSU学公開講座では、内海講師による「World Mission: Ever-lasting universal vision」の全3回シリーズがスタートしました。

冒頭は内海講師の活動報告で、ハワイで開催されたカンファレンスやシリコンバレーで行われるWisdom2.0への応募、ハーバード大学教授ドナ・ヒックスさんとの共同企画など、幅広い活動が紹介されました。

まず前半では、「World Mission」という大きなコンセプトと私達の日常や人生がつながる様に、人類史の大きな流れを踏まえ、現在の時代が何処に向かっているのかが整理されました。

AIの台頭が象徴するように科学技術が止まることなく進化し、人間の身体や意識空間などに技術応用のベクトルが向かう中で、私達一人一人が時代の流れを理解して「人生100年時代」の指針を立てることが「World Mission」に繋がっていきます。

この「World Mission」を考える3つの要素として「1.Technology(技術) 2.Economy(経済) 3.Aesthetics(美学)」
が提示され、今回はTechnologyをメインとした講座が進められていきました。

 

後半では、AIの進化と人間の関係性を考える上で、人工知能開発の父、マーヴィン・ミンスキー氏の「線形分離可能・不可能」問題が紹介されました。

0と1に分離できない対象を人工知能は扱えるのか。そのテーマに対して、認識技術の中核である「0=∞=1」という感覚領域についての話へと進みました。

人間の深い心の感覚の開発に関しては、マインドフルネスがシリコンバレーをはじめ世界各地で日常的に取り入れられているようになっています。

その中で、マインドフルネスの指導者ティクナット・ハン氏が語った、瞑想の本質は「間違ったものの見方」を取り除くことである、という言葉は、
認識技術が伝える「観点の問題」と直結して行く、もっとも大切なポイント、という説明がありました。

さらに現代は、VRなど様々なクロス・リアリティのデバイスの進化で、「現実」の概念が大きく揺さぶられて、
人間が、現実と仮想現実だけでなく、「真実」の世界を認識して生きる必要性があります、という趣旨で話が展開して行きました。

また、BMIなどの電脳技術によって意識空間がつながるようになったとしても、「観点の問題」は超えられるかというテーマから、
人間が皆、「観点の問題」をオールゼロ化した感覚で繋がるべき意味へと、幅広く話が進みました。

 

最後に「こういったテクノロジーがどれくらいのスピードで現実化されるのは分からないが、時間の問題で私達の身の回りに現れる。
これからの生き方は一人一人考えなければならない。それに認識技術・観術を役立ててもらえたらと思います。」

という内海講師のメッセージと、ポエム「Soul J あなたよ」をご参加の皆様と共有して閉講しました。

 

次回のHITOTSU学公開講座は2月17日となります。テクノロジーの進化が「経済」にどの様な影響を与えていくのか?
内海講師の聡明さ溢れる講座になりそうです。