第43回HITOTSU学公開講座(2009.10.18)

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今回は日曜日の夜というお忙しい時間帯にお越しいただきまして誠にありがとうございました。

今回は「孫子シリーズ」の第8回目。そもそも「HITOTSU学とは何なのか?」を簡単にお話した後に、「なぜ今孫子の兵法を取り上げるのか」についてお伝えしました。「孫子の兵法」は、夢を達成できる状態に自分があるのかどうかを推し量るチェックリストになります。そして何より、「孫子の兵法」を学ぶことを通して、多様な危機が渦巻くこの21世紀には必須項目である「開拓力」を身につけることができます。

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この後、これまでの講座で既に取り上げている、第一:計篇から第八:九変篇までを振り返りました。「孫子の兵法」は2500年以上に渡り読み継がれている歴史最高の兵法書に位置づけられていますが、一般的な解析とHITOTSU学的観点からの解析との比較をお伝えすることにより、一般的な解析では読み解くことができなかった孫子の兵法の真髄に迫ることができ、「わかりやすくて自分の人生に活用できる」と大変ご好評をいただいております。各篇の詳しい内容はこれまでの開催レポートをご参照ください。

そして休憩を挟み、第九:行軍篇の内容へと入っていきました。行軍篇では、例えば「山岳地」「渡河(とか)地」「平地」「沼沢地」といった地形による軍の戦術など、行軍に必要な注意事項が事細かに述べられています。
HITOTSU学の観点からみると、行軍=前進とは「多様な抵抗や限界を突破し、前進し続ける勇気と智慧」です。そのために何が必要なのか?それが従来の解析では明らかにされていません。自分を知り、相手を知り、地形を知り、そして天時を知ることが究極に前進していく原理と言えるのです。
地形を知り、天時を知る、とはどのようなことでしょうか。それは「空間」と「存在」の「相性」という観点から整理できます。例えば、お寿司屋さんに行けばお寿司を注文する、あるいは、お寿司屋さんでラーメンを頼んだら変であるように、空間には空間の意志があり、空間により規定されているのが存在です。「地形=空間」によって、しかるべき「軍隊=存在」の戦い方があるのです。これを私たち一人ひとりに当てはめてみると、日本という空間には意志があり、それに似合う日本人一人ひとりの存在の処し方がある、ということです。

今の時代、今の日本は、未曾有の危機に直面しています。このまま転落の一途を辿るのか、あるいはもう一度息を吹き返すことができるのか、その分岐点がまさに今のタイミングです。このような状況下における非常に重要な要素の一つは、時代を読む能力です。軍隊を運用する戦場から企業を運営する市場へとパラダイムが移動し、そのパラダイムが限界を迎えている今、新しいパラダイム「心場」の誕生が必要不可欠です。

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韓国人であるNohさんは、このパラダイムチェンジができる可能性を日本の文明に見出しています。なぜならば、明治維新と戦後復興の2度の経験に物語られるように、日本文明は「過去を切ること」ができるからです。
そのような可能性を持つ日本。その日本の良さ、気配りの心、思いやりの心に気付き、目覚めて欲しい。アメリカン・ドリームではなく、明確な問題意識を持って全てを活かしあうWin-Win, All Winの「JAPAN DREAM」を力強く打ち出し、新しい希望が胎動する時が今であると、Nohさんからの熱いメッセージがありました。

次回は11月7日(土)、いつもの時間帯です。まだ参加されたことがない方もお気軽にご参加ください。また来月もみなさまとお会いできることを楽しみにしております。ありがとうございました。