第44回HITOTSU学公開講座(2009.11.7)

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土曜日のお忙しい中、会場まで足を運んでくださった皆さま、誠にありがとうございました。

年内最後となる今回は、第九:行軍篇までの振り返りと、第十:地形篇の解説をお伝えしました。

まずはいつものように「HITOTSU学とは何なのか?」を簡単にお伝えした後、「なぜ今孫子の兵法を取り上げるのか?」をお伝えしました。
かつて坂本龍馬が株式会社を日本に持ち込んだとき、江戸末期の多くの人にとっては想像もできないようなアイディアでした。それ以上に私たちが生きる21世紀は想像を絶する大きな変化を要求する時代です。孫子の兵法を学ぶことを通して、一体どのような能力を身につけることができるのか。人間力や人間関係力など様々な能力を身につけることができますが、中でもこのような時代に最も重要な新しい時代を拓く「開拓力」を身につけることができます。

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続いて前半で振り返りをした後、休憩を挟み第十:地形篇へと進んでいきました。
まずは、一般的な解析をお伝えしました。地形篇では、地形の特性に応じた戦術の運用法と、軍隊の統率法が述べられています。具体的には、6種の地形についてそれぞれの特性に応じた戦略、そして、将軍の統率や指揮による6種の敗因などの内容について言及されています。地形を知り、己を知り、敵を知り、天時を知れば、勝利は計算通り完璧に実現できるというくらい、地形は重要な要素です。

HITOTSU学の観点から「地形」とは「時空と存在の究極の相性」であるとみます。具体的に表現すれば「将軍と兵士の相性」「地形と勝負パターンの相性」です。地形篇の内容を私たちの生き方に活かすならば、この時代の流れ、時代の条件・状況・環境がどうなっていくのかを把握した上で、一体どう対応していけば良いのかを考え、実践していくことです。

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ゆで蛙のお話をご存知でしょうか?蛙は、水の温度を徐々に上げていくとその変化に気付かず、逃げることもできずにゆで上がって死んでしまうというお話です。時代は今、危機的な状況に置かれています。欧米は金融経済が一気に崩壊して壊滅的な状況です。日本はその煽りを受け、雇用問題などの形で私たちの生活に徐々に影響が出てきています。このままではゆで蛙のように日本は気付いたときには取り返しのつかないことになっていまいます。
このような時代に必要とする本物の変化は、外見の変化ではなく、中身の変化です。中身の変化とは、意識の中の複雑なイメージをゼロ化することです。そのためには、観点を変化・運動・移動させる認識技術が必要です。この変化を主導できる条件が整っているのが日本文明であると、異文化を知る韓国人であるNohさんは言います。日本の強さ、美しさは「心」です。その心を裏切らないこと。心を悟らせること、心の差を取ることが、これからの日本の進むべき道です。日本がまだ力がある3年の間に、新しい憧れ産業、憧れ職業を作りブームを起こしていくことが大切です。それは、「今ここが楽しくて仕方がない生き方」と出会うこととつながります。そして皆さん一人ひとりが、今の時代が置かれている状況に関心を持ち、未来を考えること、それが結果的に一人ひとりの幸せな生き方へとつながります。
日本を代表する皆さん一人ひとりが、ヒーローのような生き方で、自分を変え、日本を変え、世界を変えていって欲しいというNohさんからの熱烈なメッセージでした。

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2009年のHITOTSU学公開講座の開催は今回で最後となります。ご来場いただいだ皆様、本当にありがとうございました。
来年は1月16日(土)からのスタートです。引き続き「孫子の兵法シリーズ」をお届けしますのでお楽しみに。
来年も皆様とお会いできることを心からお待ちしています。