第49回HITOTSU学公開講座(2010.5.8)

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今回より、教育思想シリーズ第5弾―HITOTSU学と聖徳太子『十七条憲法』―の世界が開講しました。今月より4ヶ月間にわたり、全4回シリーズでお伝えしてまいります。第1回目である今回は、十七条憲法の中から一条から四条までを取り上げました。

まず、そもそも「HITOTSU学とは何なのか」をお伝えしました。HITOTSU学は認識の次元上昇を案内します。自分以外の世界(外)の変化ではなく、自らの認識方式(中)の変化を通して、「自分」というイメージから「自分以外の世界」のイメージまでが全く新しくみえてくる、その「新しい観方・出会い方」を案内する学問です。それは言い換えれば、人間の意識が持つ、空間3次元+時間1次元4次元観点からではなく、5次元認識テクノロジーを使って人間の意識を超えた5次元観点から全てを再解析することです。

聖徳太子に関しては、その存在を疑うものや、「十七条憲法」の評価、また記載されている日本書紀そのものの信憑性を疑うものなどの学問的、批判的な研究もありますが、本講座ではそのような議論をするのではなく、実際に残っている「十七条憲法」をHITOTSU学・5次元認識テクノロジーの観点から解析することで、時代的課題、歴史的、人類的課題を解決し、どのように未来に活用していくかという観点で進めてまいります。

聖徳太子は日本の通貨に過去7回も登場するなど、日本人だったら誰もが知っているでしょう。また、十七条憲法の第一条の冒頭「和を以て貴しと為し」も有名なフレーズでしょう。聖徳太子が活躍した時代は飛鳥時代(593~694年)初期。この時代に倭国(倭)から日本に国号が変更され、日出ずる国・日本が出発した象徴が聖徳太子とみることができます。聖徳太子は、神道と仏教を衝突ではなく融合へと導くなど日本の「和」の精神を政治の世界で具現化しようとした人物でした。

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前半では、第一から四条の一般的な解析をお伝えしました。
第一条:
「和を以て貴しと為し」で始まる第一条。国のかたち、国家理想としての「和」について言及されています。平和を最も大切にし、抗争しないことが模範とするべき姿です。また、争いの原因は黨(トウ)、つまり無明(真理に暗いこと)であると言います。聖徳太子の人間観がみられます。
第二条:
「篤く三宝を敬え」で始まる第二条。人間の仏性・悟りの可能性について説かれています。三宝を敬えば、党派心を超えて、和の理想国家を確立できると言います。
※党派…主義・思想などを同じくする人々の集まり
第三条:
「詔を承りては、必ず謹め」で始まる第三条。「天皇の詔を受けたら必ず謹んで承れ」の意味は、君主(トップリーダー)と豪族・官僚(サブリーダー)の存在理由を自覚した上で、君主の最終決定、詔が人民を庇護することを目的としている限りにおいて、徹底的に従うことを求めています。
第四条:
「礼を以て本とせよ」で始まる第四条。リーダーの役割と手本は、「礼」であると言います。国民全体の倫理観がしっかりすれば国は自然に平和になります。

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休憩を挟み後半から、5次元認識テクノロジーを通したNohさんの解析へと移りました。5次元認識テクノロジーでの解析は、学問的な議論ではなく、今の時代の問題や課題、人類の本質的限界とつなげてどう活かせるのか、という観点でお伝えします。十七条憲法は、現代のパラダイム変化とつなげてどう理解できるでしょうか。
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5次元認識テクノロジーからみると、十七条憲法を読み解くためのキーワードは、「」と「」です。「黨」の意味するところは、“部分イメージ”“集団思考の支配”です。一方「和」は、“完全イメージ”“大自由思考”を意味します。聖徳太子は、仏教から無明の克服を、神道から万物の存在理由を、儒教から礼(組織のあり方)を説いたように、特定の信念体系にこだわらず“いいとこ取り”をする「和」を象徴していします。しかし、どうすれば「和」を実現できるのか、というポイントにおいて物足りなさが残ります。なぜなら、「」を実現するためには、「1(絶対世界)の定義なくしてあり得ないからです。そして、「1」(絶対世界)から、「2」(相対世界)がどのように成り立つのか。それは無明の克服にもつながる世界です。
西洋の科学技術は、「2」(相対世界)を細分化することを通して発展してきましたが、細分化したものをどう統合すればよいのかがわからない現状です。結果として現代は、物質的な豊かさが手に入った一方、うつになったり自殺をしてしまう人が増えるなど、精神的な豊かさ欠如しています。そこには、観念から自由になることができず、考えに負けてしまっていることが影響しています。このような時代だからこそ、「1」(絶対世界)を明確にして全ての存在の秘密を知ることが必要なのです。
5次元認識テクノロジーでは、「1」を「5次元の動きしかない」と定義し、全ての存在の秘密を明らかにします。Nohさんは、万物に通ずる「1」を悟り知ればこそ、韓国ではないここ日本の地でJAPAN DREAMを訴え続けます。なぜなら、聖徳太子が最も貴いものとして扱い、万物への感謝と、万物から学ぶことができる「和」の精神が悟りと深くつながるからです。大和魂が眠る日本人こそが、現代社会の危機を突破し、68億全ての人がNoを言えない仕事ができると、Nohさんは日本人の可能性を確信して止みません

次回は第五条から九条を取り上げていきます。
新シリーズにご来場いただきまして本当にありがとうございました。次回もみなさまとお会いできることを心より楽しみにしております。
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