第59回 HITOTSU学公開講座 (2011.4.24)

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東日本大震災後、初めての開催となりました第59回目のHITOTSU学公開講座は、「孫子の兵法」を活用した21世紀企業の経営戦略シリーズ7回目でした。HITOTSU学(観術)の独特な観点から「孫子の兵法」を解析し、日本経営、企業経営から人生経営まで応用できる、より実践的な内容となりました。初めてご参加いただいた皆様にもお楽しみいただけた様子でした。

冒頭では、「HITOTSU学とは何なのか」と言う概論と、孫子の兵法第1章「計篇」~第8章「九変篇」までの解析を簡単に振り返りました。詳細は過去のレポートからご覧ください。

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HITOTSU学の観点から捉えると、私たちが生きる現実は錯覚であり、その錯覚の中で多様な“戦争”が起きています。この“戦争”とは、目に見える戦争だけではなく、目に見えない戦争のことも含んでいます。戦争を終わりにさせる「戦わない戦争」が求められる現代において、孫子の兵法を応用活用できることは非常に価値高いことです。

東日本大震災の被害は、核戦争に負けたような被害です。3万人以上の方が亡くなり、放射能の問題によって福島原発の30Km 圏内には人が住めなくなり、放射能性物質を危惧した各国が日本の農産物等の輸入停止を始めた現在の日本の現状が、どういう意味なのかを踏まえ、これから日本が、企業が、個人がどの様に進んでいくべきかについて話が進みました。

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先ずは、第1章の「計篇」。負けないためには計る達人になることが大切ですが、人間とは何なのか、生きることは何なのか、この時代が何なのか、東日本大震災をどう計るか(規定するか)が重要になります。
その為に、これまでの人類の歴史を振り返り、農業革命(農場)の時代から、産業革命(工場)の時代へ移行した背景と、認識革命(知場)の時代へと転換していく根拠をお話しました。
人間の文化文明を理解するためには、一番根深い人間のカオス(無秩序)を理解する必要があります。人間のカオスである、根本判断基準は、①根本判断基準を皆持っている②根本判断基準は皆違う③同じにしてももっと問題(ロボット・ファシズム)④皆、不完全⑤無意識で完全だと思い込んでいる、という問題を持っています。これらの問題を、暴力や財力によって解決しようとした時代から、観点の次元上昇によって根本判断基準(4次元意識プレート)から自由になり人間力・人間関係力の時代へとプレートチェンジが可能になります。

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第2章「作戦篇」は速戦速勝、今ここ最高の自分を認識できる、プロセスを楽しめる認識技術、悟りの教育と、経済を融合した悟りの産業化、和の産業化について語りました。
第3章「謀攻篇」では「敵を知り、己を知ることの大事さ」を語る中で、敵はこれまでの日本とパラダイム、己は全世界を和で統合する新しい日本と規定し、日本のミッションを熱く語りました。
第4章「形篇」第5「勢篇」は、カリスマリーダーではなく、全世界を取り込んだ明治維新を完成させる集団知性体、メタネットワークの必要性と可能性について語りました。
第7章の「軍争篇」は、急がば回れ。ライフラインや工場の復旧だけに留まることなく、まずは、人間とは何なのか、生きることが何なのか、日本のよさが何だったのかが理解ができる、日本を根底から復興させる新しい観点が必要であること。資本主義から人本主義への転換を語りました。

最後に、「日本語は下手かもしれないけど、日本が何をやるべきか、私は明確にわかっています。皆さんの道具になりたいんです。」というNohさんの想いが、ご参加いただいた皆様の胸に届いたように感じました。

Nohさんと同じ意志を持ち、スタッフ一同も努めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ご来場いただきまして誠にありがとうございました。