第63回 HITOTSU学公開講座 (2011.8.7)

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今月のHITOTSU学公開講座、十牛図の世界第2回目でした。

十牛図は、人間の宿命的課題を解決する過程を10段階で説明しているものです。別な言い方をすれば、真理を悟っていくプロセスであり、無知の苦しみを解決し、六道輪廻をSTOPしていく道程であるということもできます。

今回の講座では、原理から見た十牛図の本質的な解析と共に、日常的な問題解決にも十牛図を活用しました。今後も毎月テーマを変えて考えていきますので、どうぞお楽しみに!

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今回のテーマは「恋人(パートナー探し)の問題解決」。すべての人にとって、どんな人と出会って、関係性を構築していくのかはとても重要な問題です。今回はこのテーマを取り上げて、皆さんと共に整理をしていきました。

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本質的観点の整理では、1段階目の尋牛を変化決断原理(STOP/START)と定義し、すべての問題解決のためには、これまでの人類が蓄積してきた人間脳の5感覚による体感覚の世界だけでは限界であることを指摘し、観点の次元上昇が起きることの必要性を整理しました。
HITOTSU学は、体感覚に心感覚をプラスし、自由に観点を移動することのできる技術を案内しています。
これは2段階目の見跡の観点移動原理へとつながっていきます。

3段階目(見牛)以上は、HITOTSU学アドバンスセミナー&スペシャルセミナーにて詳しくお伝えしている内容ですが、今回はその概要をお伝えさせていただきました。
心の眼が開き、全体を感じることができること(3段階目・見牛)。感じるだけではなく、異質の次元を疎通交流させる世界にイメージ模型言語(新言語発見)の必要性があること。(4段階目・得牛)そしてその言語により、未だ科学が解明できていない存在の基本単位・認識の基本単位をイメージし、整理整頓が起きていく世界があります。(5段階目・牧牛)
これまで理解不能・説明不能・応用活用不能だった世界が、HITOTSU学による裏付け上昇方式により理解可能・説明可能・応用可能となります。意識と無意識の世界を融合可能にしていく6段階目・騎牛帰家からは、未来価値が創出され、新しい産業や仕事場が生まれるようになっていきます。
全体の整理が起きて、無知が解決されていく中で、これまでの人類の知の追求にピリオドを打ち、節目を作ることができます。そこから、何を中心軸におきながら全体を活性化させていくべきかのイメージを誰もが持つようになっていくのです(7段階目・忘牛在人)。
知の完全性の罠から出て、無知の完全性をイメージ可能になったときには、無境界線の世界をイメージでき、無限の可能性そのものを感じる観点の次元上昇状態(超越原理)を獲得できます。(8段階目・人牛倶忘)
観点の次元上昇状態では、宇宙自然の存在全てを臨界状態(究極の意味態)として観ることができ、全く新しい付加価値を提供できる世界を持つことになります(9段階目・返本還源)
その状態で生きることが当たり前になったときには、All-Yesの観点を持って、全ての存在と、今までの関係性とは全く異なる関係性を自らイメージし構築していけるようになるのです(10段階目・入鄽垂手)

それでは、この観点を日常の問題解決に応用してみるとどうなるのでしょうか?
今回のテーマであるパートナーシップの観点では、以下のように整理ができます。

1・尋牛

家から出ることは、例えるならば、自分の変化の必要性に気づくことです。
そのためには、自分の理想の相手がどんな人なのかを考えてみることも必要だし、実際に声をかけてみて上手くいかないなど、今までの自分のマンネリをSTOPして、新しい自分に勇気をもって出会っていく姿勢が必要です。
つまり、自分自身のブランド化を通してパートナーを獲得していく必要があることに気がつきます。この過程の中で、例えば「か・書いてみる」「き・期限を決める」「く・目標を口に出してみる」「け・計画を立てる」「こ・行動に移す」というようにマネジメントをしてみることも出てきます。ですが、これだけでは限界であり、何を知らなければならないのか?という問題意識を得ることができる段階でもあります。

2・見跡

自分を高めるためには、「自分とはなんなのか」そして「人間とはなんなのか」を知るのが早道です。そのためには、人間と時代を理解する必要があるし、それはひいては宇宙自然を知ることにもつながっていきます。つまり、時代が必要とする価値を知り、日常の生活レベルの生き方ではなく、人に必要とされる人生を生きる必要があることに気がつくのです。

3・見牛

こうして、勉強が始まります。自己啓発など、自分を高めるためには、どんな問題意識を持って、どんな問題提起ができる人間になる必要があるのか?そして、どんな質問力を獲得して、相手とつながっていくことができるのかなど、多方面の学びが生まれます。
そうして、相手の話を命懸けで聞く(傾聴)ことや、共感・賞賛の達人を目指していくのです。

4・得牛

自分の世界を出て、多くの人とつながっていくためには、表現の蓄積も必要です。会話をしながら、論争や争いに発展してしまうことはよくあることですが、過去(責任所在)や現在(価値)についての論争はぶつかりやすくなってしまいます。どんな未来を選択するのかという内容で語り合うとき、つながりやすくなっていきます。このように論争と争いの違いを理解しながら、互いを賞賛し合う能力を蓄積することで、たくさんの人の山を持った人間関係の達人となっていくことができます。
こうして、しっかりと多様な人間関係を構築できる人間力・人間関係力を持つことができる個人としての自分を確立することが、21世紀には特に重要なパワーとなっていきます。

5・牧牛

安定した人の山を持っている自分が、次に目指すのは、共通のVVPP(Vision/Value/Porpose/Project)の創出能力です。単なる感情を超えた共通のVVPPを持つことで、より強固なパートナーシップを構築していくことができるようになります。
21世紀は、個人で生きる時代ではありません。多様なつながりを作りながら、共に選択していく時代です。HITOTSU学では、21世紀の社会は、この「人のつながりを持ちながら生きる新しいプレート=Fieldプレート」が基本単位となっていくと考えています。

6・騎牛帰家

個人の欲求や期待だけで生きるのではなく、時代の意志・歴史の意志そのものを感じながら、多くの人と使命を共有して生きている生き方が確立されていきます。ここでは、これまでの生き方のように一人で孤独に自分の考えや感情に振り回されることはありません。全体とつながっている個人としての無我の生き方を実現していくことができます。

7・忘牛在人

この、全体とつながって生きている人同士が作り上げる生き方は、個人や家庭の幸せにとどまらず、All Winを目指していく次元上昇したLife Styleです。この段階で結婚することのイメージや価値も、さらに高まってくることでしょう。

8・人牛倶忘

強固なMissionをも持ってつながったパートナー。そんなパートナーとつながって生きるときには、現実のどんな状況にも惑わされず、究極のモデルとしての生き方を現実化して生きることができます。まっすぐにVVPPに向かって共に向かっていける、現実を超越した最高のパートナーシップが発揮されます。

9・返本還源

成熟したパートナーシップのもとにもたらされる、新しい命。子供を授かることの意味と価値を充分に理解し、親子の関係性をさらに次元上昇させ、次の時代を作っていく未来を見据えた生き方の構築をしていけます。

10・入鄽垂手

どんな人間になって、何をするべきか。個人の生活レベルの生き方を脱し、時代に必要とされる人生を生きながらパートナー、そして未来へつながる子供をも生み出していく。その生き方そのものが、教育です。自らの生き方を通して、社会の次元上昇を案内していく。自分を超える弟子を作りながら生きていく人生が始まります。

 

パートナーシップの問題を通して、どんな自分の人生を作っていくのか。時代の意志とつながった本当の生き方が可能になる時代がやってきました。
HITOTSU学は、悟りの産業化・一般常識化の時代が来ることを確信しています。そのためには、私たち一人ひとりが、人間の無限の可能性に目覚め、今まで以上に人間の尊厳性を回復して、さらに幸せな社会を作っていくことができる個人として生きる決断が必要です。
この体の人間のイメージを超えた、心の人間としての生き方。全体とつながった心の平和を獲得して、今の時代に必要とされる人間として生きる人生の構築を目指しています。

来月のテーマは「不安解消」です。現代人の心の中心感情ともいえるこの「不安」を、十牛図を通してどのように整理していくのか。ぜひ皆様、今ここの生き方を変化させていくきっかけとして共に学んでいきましょう。来月も皆様とお会いできることを、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。